差分攻撃 — たった1人を丸裸にする
全員をピタリ当てられなくても、重なり合う2つの集計の差を取ると、
たった1人だけが分離されて値が分かってしまいます。
この25人の 年収 について、次の2つが公表されたとします
(属性別の平均年収は、統計としてありふれた公表項目です)。
| 公表された集計 |
人数 |
平均年収 |
年収の合計(=平均×人数) |
| 白人男性 |
5 |
480万 |
2,400万 |
| うち既婚 |
4 |
555万 |
2,220万 |
「白人男性」は5人、そのうち「既婚」は4人 —— 未婚は1人だけ。
2,400 − 2,220 = 180万 → この唯一の“未婚の白人男性”の年収は 180万円 だと、ぴたりと分かる。