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case01(仮名加工情報): データを見る(加工前テーブル定義) — 2/7

加工する「前」のデータが、どんな表(テーブル)と項目でできているか。まず全体像をつかみます。3つのテーブルは 会員ID でつながっています。

全体像

テーブル 役割 主キー 1レコード 想定件数
customers 顧客の属性情報 会員ID 顧客1人 800
purchases 購買トランザクション 購買ID 購入1件 約4,800
web_access 自社サイト閲覧ログ アクセスID アクセス1件 約8,000
erDiagram
    customers ||--o{ purchases : "会員ID"
    customers ||--o{ web_access : "会員ID"
    customers {
        string 会員ID PK
        string 氏名
        date 生年月日
        string 性別
        string 郵便番号
        string 住所
        string 携帯電話番号
        string 電子メールアドレス
        string クレジットカード番号
    }
    purchases {
        string 購買ID PK
        string 会員ID FK
        date 購入年月日
        string 購入品目
        int 購入数量
        int 購入金額
    }
    web_access {
        string アクセスID PK
        string 会員ID FK
        string Cookie_ID
        datetime アクセス日時
        string 閲覧カテゴリ
    }

顧客の属性(customers)は 9 項目。この中に、氏名・住所・電話・メールなど そのままでは個人が特定できる/連絡できてしまう項目 や、カード番号のように 単体では特定できないが不正利用で財産的被害のおそれがある項目 が含まれています。次ページで、各項目の性質を評価します。

実データのサンプル(先頭3行・すべて合成データ)

customers

会員ID 氏名 生年月日 性別 郵便番号 住所 携帯電話番号 電子メールアドレス クレジットカード番号
M000001 松本 直樹 1991-11-09 男性 192-0000 東京都八王子市3丁目7-18 080-8643-3829 m000001@example.com 4321469208498442
M000002 高橋 愛 1977-12-19 女性 166-0000 東京都杉並区3丁目5-1 080-2396-9995 m000002@example.com 4484765306802001
M000003 中村 直樹 1981-06-10 男性 192-0000 東京都八王子市5丁目1-3 080-4489-2757 m000003@example.com 4242652328741924

purchases

購買ID 会員ID 購入年月日 購入品目 購入数量 購入金額
P0000001 M000001 2026-04-18 精肉 3 3093
P0000002 M000001 2025-12-07 飲料 5 1740
P0000003 M000001 2026-01-12 野菜 2 1124

値はすべて教材用の合成データで、実在の個人・値とは無関係です。「加工前はこれだけ生々しい情報が並ぶ」という出発点を確認してください。

項目定義(詳細)

customers(顧客マスタ)
No. 項目 データ型 形式・値域 キー 値の例
1 会員ID 文字列 M + 6桁連番 PK M000001
2 氏名 文字列 姓 名 佐藤 翔太
3 生年月日 日付 YYYY-MM-DD 1985-04-12
4 性別 文字列 {男性, 女性} 女性
5 郵便番号 文字列 NNN-NNNN 154-0000
6 住所 文字列 都道府県+市区町村+丁目番地 東京都世田谷区3丁目12-5
7 携帯電話番号 文字列 0N0-NNNN-NNNN 090-1234-5678
8 電子メールアドレス 文字列 email m000001@example.com
9 クレジットカード番号 文字列 16桁 4000123456789012
purchases(購買履歴)
No. 項目 データ型 形式・値域 キー 値の例
1 購買ID 文字列 P + 7桁連番 PK P0000001
2 会員ID 文字列 customers 参照 FK M000001
3 購入年月日 日付 YYYY-MM-DD 2026-03-05
4 購入品目 文字列 商品カテゴリ10種 野菜
5 購入数量 整数 1〜5 2
6 購入金額 整数 円(>0) 1180
web_access(Webアクセス履歴)
No. 項目 データ型 形式・値域 キー 値の例
1 アクセスID 文字列 A + 8桁連番 PK A00000001
2 会員ID 文字列 customers 参照 FK M000001
3 Cookie ID 文字列 16桁hex 3f9a1c8b2d4e6f70
4 アクセス日時 日時 ISO8601 2026-03-05T14:22:00
5 閲覧カテゴリ 文字列 商品カテゴリ10種 果物

→ 次に 情報特性の評価 で、どの列がどれだけ危険か・分析に必要かを見極めます。

使用する合成データの作り方は デモデータについて を参照。