③ 加工結果とチェック — 7/7¶
② 実装(Colab) の Notebook をコミット済みデータに対して実行した結果です(決定的なので Colab 実行と一致します)。加工後スキーマは 加工後テーブル定義 を参照。
加工前後の比較¶
顧客マスタは 9項目 → 4項目 に縮約されました。直接だれかを特定できる情報は消え、分析に必要な粗い属性だけが残ります。
flowchart LR
subgraph 前["加工前(9項目)"]
direction TB
a[会員ID] & b[氏名] & c[生年月日] & d[性別] & e[郵便番号] & f[住所] & g[携帯電話番号] & h[電子メールアドレス] & i[クレジットカード番号]
end
subgraph 後["加工後(4項目)"]
direction TB
r[整理番号] & s[性別] & t[年代] & u[市区町村]
end
a --> r
c --> t
d --> s
f --> u
前 -. 氏名・郵便番号・携帯・メール・カード番号 は削除 .-> 後
- 削除: 氏名 / 郵便番号 / 携帯電話番号 / 電子メールアドレス / クレジットカード番号 / Cookie ID
- 一般化: 生年月日 → 年代(10歳区切り)、住所 → 市区町村
- 置換: 会員ID → 整理番号(3テーブル共通、履歴結合を維持)
- 維持: 性別、購入年月日・品目・数量・金額、アクセス日時・閲覧カテゴリ
確認テスト結果(すべて合格)¶
- [x] 削除対象カラムが存在しない(氏名・郵便番号・住所・携帯・メール・カード番号・会員ID・Cookie ID)
- [x] 必要な加工後カラム(整理番号・性別・年代・市区町村)が存在する
- [x] レコード数が意図せず変化していない(customers 800 / purchases 4,789 / web_access 7,959)
- [x] 同一人物の履歴関係が整理番号で維持されている(purchases・web_access の整理番号 ⊆ customers)
加工後データによる分析(利用目的の再現)¶
加工後データでも、利用目的(地域 × 顧客層 × 商品関心)の分析が成立します。
年代別 平均購入金額(円):
| 年代 | 10代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 70代 | 80代以上 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 平均 | 3,877 | 3,064 | 3,430 | 3,662 | 3,682 | 4,045 | 4,115 | 4,243 |
市区町村別 平均購入金額(上位5):
| 市区町村 | 平均(円) |
|---|---|
| 東京都大田区 | 4,401 |
| 東京都八王子市 | 4,315 |
| 東京都世田谷区 | 3,870 |
| 東京都練馬区 | 3,818 |
| 東京都江戸川区 | 3,796 |
年代別 購入品目トップ3:
- 20代: 飲料 / 惣菜 / 菓子
- 70代: 米・穀物 / 精肉 / 野菜
市区町村単位・年代単位で「どの地域のどの顧客層がどの商品に関心を持つか」を読み取れる=出店計画の検討という利用目的が、加工後も達成できることを示します。
↩ もう一度確かめる: ② Colab で自分で実行 / ① 加工の設計 に戻る。次の事例は case02 匿名加工情報。